筒美遼次郎のブログ

読んだ本・見た動画・体験談などについて書きます。

2018-07-01から1ヶ月間の記事一覧

『夢はトリノをかけめぐる』

『夢はトリノをかけめぐる』 (光文社文庫)は、本の題名と同名(以下「夢はトリノ」と略す)の冬季オリンピックを紹介するエッセイと『2056 クーリンピック』という短編小説から成る280ページくらいの本である。本の題名は、前半のエッセイの題名から…

東野圭吾の分類学 その2 小説等の舞台となっている地域で分類する方法

一人の小説家の作品を、主に小説の舞台となっている地域で分類する方法がある。 例えば、渡辺淳一だったら、「北海道もの」「東京もの」「京都もの」「伝記もの」という分け方が有力ではないだろうか。「北海道もの」というのは渡辺淳一が生まれ育ち、学生時…